天井に断熱材を敷き詰めたところ2階の室温は劇的に下がりました。
今回は屋根裏に残る異常な熱気(湿気も)を排出するためダクト式の換気扇をDIYで取り付けました。
屋根裏内の熱気(湿気も)を強制的に排出させる
天井断熱をした結果2階への影響が激減したものの、屋根裏の熱塊はそのままです。温度の大きな変化は家を長持ちさせるには大敵です。そのため屋根裏内を強制換気することにしました。
換気扇は中間ダクトファンを使用
吊下げ用部品は別途用意する
下の写真は購入したダクトファンです。グリルにファンが付いたタイプのものもありますが、ダクトの中間に取り付けるタイプを選びました。メンテナンスしやすい場所にファンを取り付けられるのがメリットです。
![ダクトファンのパーツと別途購入部品](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/中間ダクトファンパーツ-1024x578.jpg)
製品広告ではどのように設置するのかわかりにくかったのですが、次の写真のように吊り下げる方式でした。
なお、この寸切りボルトなどの部品は付属していないので別途用意します。
![寸切ボルトを吊り下げるネジ込みT足](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0672-1024x577.jpg)
![寸切りボルトを取り付ける](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0673-1024x577.jpg)
![ダクトファンを吊り下げる](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0674-1024x577.jpg)
吸排気グリルを取り付け、アルミダクトホースで接続
ダクト内に小動物やごみが入るのを防ぐため吸排気口にはグリルを取り付けます。
吸気口はできるだけ高いところに
![吸気グリル取り付け準備](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_0588.jpg)
![吸気ダクトを屋根裏の高いところへ取り付け](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0678.jpg)
この吸気グリルと排気グリルをアルミダクトでつなぎ、その中間にダクトファンを設置します。接続部分はアルミテープでしっかりと留めます。
排気はベランダの天井部分から
ふろやトイレの換気口は壁面に設置されていますが、素人が壁に穴をあけるのは抵抗があったので、写真のようにベランダ天井を利用しました。
![ベランダ天井から排気](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0601-2.jpg)
![排気グリル取り付け](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_0593.jpg)
ダクトの接続は意外に簡単
接続はアルミテープで
![吸気、排気グリルをアルミダクトホースでダクトファンに接続](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/ダクトを接続.jpg)
![店舗に並ぶアルミダクト](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/アルミダクト-1024x576.jpg)
このアルミダクトは蛇腹式であり、現場に合わせて長さの調整ができるので施工は簡単です。
近所のホームセンターなどで比較的手に入りやすいです。サイズ(口径)に注意。(近所のホームセンターにて)
ダクトが長い場合は吊り金具で吊る
ダクトがある程度長い場合は両端に荷重がかかるので途中で吊る必要があります。針金でもいいのですが、安価で便利な金具も販売されています。
![ダクト吊り金具](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_0742-1024x574.jpg)
![](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/ojisan-150x150.png)
アルミダクトは内側のギザギザに油が溜まって火災のもとになるので、自治体によっては条例で台所の換気には使えないところもある
電源は電気工事業者に依頼または別の方法も…
製品の電源コード(アース線を含む3線)には棒状端子が付いているだけです。電気工事士の資格がなければ直接結線ができないので業者に依頼しましょう。(これが一番ネックかも)
あるいはコードの先端にプラグを取り付けて壁のコンセントに差す方法なら無資格でもOKですが、本体からスイッチまでの配線の取り回しを考えると、見た目にも美しいとは言えない気がします。
![](https://buntapapa.com/wp-content/uploads/2022/04/electrician01-rotated.jpg)
![](https://buntapapa.com/wp-content/uploads/2022/04/electrician01-rotated.jpg)
屋根裏換気による効果のほどは
施工後の気温が高くなった日に測ってみました(2024.6.3 1400 天候晴れ)。
外気温 | 2階室温 | 屋根裏気温 |
28.0 | 24.0 | 27.5 |
エアコンは入れていません。窓は空いていたので室温はこんなものでしょう。
注目すべきは外気温と屋根裏気温です。天気は晴れだったのに屋根裏気温が外気温とあまり変わらないということはこれまでは考えられませんでした。
ちなみに屋根裏換気施工前のデータとして、昨年の夏に計測したものがありますので次に示します。
![2階の室温 31.2℃](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/after02.jpg)
![2階の室温 31.2℃](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/after02.jpg)
![屋根裏の収納庫内 ほぼ40℃](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/after01.jpg)
![屋根裏の収納庫内 ほぼ40℃](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/after01.jpg)
屋根裏の気温は概ね39.5℃を示しています。この時の2階の室温は31.2℃ですので温度差は約8℃になります。
当時の外気温データはありませんが、室温程度はあったと思います。
なおこれは天井裏に断熱材を入れた後に計測したもので、以前は天井から熱が漏れ出て2階は異常な暑さでした。
これだけで屋根裏換気の効果を論じるには十分とは言えないかもしれません。2階の室温が31℃程度に上がる頃にまた計測してみたいと思います。
![](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/man-150x150.png)
![](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/man-150x150.png)
![](https://my-tech.buntapapa.com/wp-content/uploads/2023/08/man-150x150.png)
明け方には屋根裏の気温が室温より5度も低いことがあったよ
(おわり)
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【使ってみた感想】
運転音は非常に静かで、真下が自分の寝床なのですが全く問題ありません。
初めて取り扱ったので取り付けの状況が広告ではわかりませんでした。本記事に吊り下げた状態の画像がありますので参考にしてください。
【使ってみた感想】
吸気用として屋根裏の一番高いところへ、また排気用としてベランダ天井に取り付けました。
中間ダクトファンではなく、このグリル部分に吸気用のモーターファンが付いているものもあります。
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吸気用として屋根裏の一番高いところへ、また排気用としてベランダ天井に取り付けました。
中間ダクトファンではなく、このグリル部分に吸気用のモーターファンが付いているものもあります。