忘れっぽくなった自分のために残したビンボーな備忘録

屋根裏の換気扇工事をDIYで…家を長持ちプラス快適な生活環境

アイキャッチ画像

前回、天井に断熱材を敷き詰めたところ2階の室温は劇的に下がりました。
今回は屋根裏に残る異常な熱気(湿気も)を排出するためダクト式の換気扇をDIYで取り付けました。
でも今年の夏本番の猛暑には追いつけない状況も見受けられ…

目次

屋根裏内の熱気(湿気も)を強制的に排出させる

天井断熱をした結果2階への影響が激減したものの、屋根裏の熱塊はそのままです。温度の大きな変化は家を長持ちさせるには大敵です。そのため屋根裏内を強制換気することにしました。

換気扇は中間ダクトファンを使用

吊下げ用部品は別途用意する

下の写真は購入したダクトファンです。グリルにファンが付いたタイプのものもありますが、ダクトの中間に取り付けるタイプを選びました。メンテナンスしやすい場所にファンを取り付けられるのがメリットです。

ダクトファンのパーツと別途購入部品
本体吊り下げのためのパーツの一例です。方法はいろいろありますので工夫してみましょう。

製品広告ではどのように設置するのかわかりにくかったのですが、次の写真のように吊り下げる方式でした。

吊り下げ方法にはいろいろありますので、ホームセンターなどでパーツを探しながら検討してみるのも楽しいです。

寸切ボルトを吊り下げるネジ込みT足
ねじ込みT足を取り付け
寸切りボルトを取り付ける
寸切ボルトが緩まないようナットはダブルで
ダクトファンを吊り下げる
本体が傾かないように取り付ける

吸排気グリルを取り付け、アルミダクトホースで接続

ダクト内に小動物やごみが入るのを防ぐため吸排気口にはグリルを取り付けます。

吸気口はできるだけ高い(熱が集まる)ところに

吸気グリル取り付け準備
吸気グリル取り付け準備
吸気ダクトを屋根裏の高いところへ取り付け
吸気口(屋根裏内のできるだけ高いところ)

この吸気グリルと排気グリルをアルミダクトでつなぎ、その中間にダクトファンを設置します。接続部分はアルミテープでしっかりと留めます。

排気はベランダの天井部分から

ふろやトイレの換気口は壁面に設置されていますが、素人が壁に穴をあけるのは抵抗があったので、写真のようにベランダ天井を利用しました。

ベランダ天井から排気
ベランダの天井に排気口用の穴をあける(石膏ボードなので簡単)
排気グリル取り付け
排気グリル取り付け(天井裏から見る)

ダクトの接続は意外に簡単

接続はアルミテープで

吸気、排気グリルをアルミダクトホースでダクトファンに接続
吸気口、排気口をそれぞれダクトでファンに接続する(接続部はアルミテープでしっかり固定)
店舗に並ぶアルミダクト


このアルミダクトは蛇腹式であり、現場に合わせて長さの調整ができるので施工は簡単です。
近所のホームセンターなどで比較的手に入りやすいです。サイズ(口径)に注意。(近所のホームセンターにて)

ダクトが長い場合は吊り金具で吊る

ダクトがある程度長い場合は両端に荷重がかかるので途中で吊る必要があります。

針金でもいいのですが、安価で便利な金具も販売されています。

ダクト吊り金具
吊り金具には「Φ100mm用」とあったのにダクト(径100mm)との間に大きな隙間が。こんなもの?

アルミダクトは内側のギザギザに油が溜まって火災のもとになるので、自治体によっては条例で台所の換気には使えないところもある

電源は電気工事業者に依頼または別の方法も…

製品の電源コード(アース線を含む3線)には棒状端子が付いているだけです。

電気工事士の資格がなければ直接結線ができないので業者に依頼しましょう。(これが一番ネックかも)

あるいはコードの先端にプラグを取り付けて壁のコンセントに差す方法なら無資格でもOKですが、本体からスイッチまでの配線の取り回しを考えると、見た目にも美しいとは言えない気がします。

屋根裏換気による効果のほどは

1日の気温の変化を観察

5月のあるさわやかな日に、1日の気温の時間的推移を観察しました(2024.5.16)

時刻外気温2階室温屋根裏気温備考
080016.520.517.0
100020.521.519.5
120022.022.023.5
140023.022.026.0
180017.023.026.0
午後になると屋根裏の温度もそれなりに上がるが外気温と大きな差はない!

梅雨明け後は猛暑が続き…

梅雨が明けてからは連日猛暑続きでした。
比較のため外気温と観察時刻が似通ったものを抜粋しグループにして表示してみました。

屋外気温2階室温屋根裏気温 備    考
5/25 130026.526.529.0梅雨入り前
7/23 140032.032.038.51日の中で最も気温が高い時間帯
7/29 1500 31.531.538.5
7月30 150032.032.042.0この日だけ早朝から換気扇を停止してみた
7/22 183028.033.038.0夕方になっても外気温があまり変わらないので屋根裏の気温も高いまま
8/3 180030.032.040.0
7/30 060024.029.026.0外気温が下がる早朝は効果が大きい
8/11 060023.028.025.0
屋根裏の気温は入れ替わる外気の温度に左右される

エアコン無しでも2階の室温がこの程度で済んでいるのは、換気システムの他に天井裏に断熱材を敷いているからというのも大きな理由だよ

エアコンを入れてから涼しくなるまでの時間は昨年よりかなり早くなったように感じるな

猛暑日には換気も追いつかない

我が家は太陽光発電パネルを載せるために、新築時から切妻屋根にしていました。

そのため屋根の最大面積部分はしっかりと南を向いているので、受ける太陽熱も相当なものです。

特に今年の夏は猛暑日が続いています。

ベランダの天井部分に設けた排気口からは文字通り熱風が噴出していますが、小型の換気扇2台ではとても追いつかないこともあります。

しかしDIYで天井断熱をしたこともあり、以前のように夜間外気温が下がっても2階の室内は猛烈な暑さが残っているということはあまりなくなりました。

むしろ明け方までには2階よりも屋根裏内の方が気温が低くなることもあります。

2か所の排気口からは熱風が排出されている
屋根裏換気装置は2セットがフル稼働しているが、猛暑日にはなかなか排熱が追い付かない

20数年前のこととはいえ、「断熱」の何たるかをよく知らない田舎の工務店が、見よう見まねで屋根裏に断熱材を貼り付けて(しかも隙間だらけ)、効果がありますよーなどと言っていたのがそもそものまちがいだったんだ。
今はそんなことはないと思うけど。

(おわり)

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【使ってみた感想】
 運転音は非常に静かで、真下が自分の寝床なのですが全く問題ありません。
初めて取り扱ったので取り付けの状況が広告ではわかりませんでした。本記事に吊り下げた状態の画像がありますので参考にしてください。

【使ってみた感想】
吸気用として屋根裏の一番高いところへ、また排気用としてベランダ天井に取り付けました。
中間ダクトファンではなく、このグリル部分に吸気用のモーターファンが付いているものもあります。

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【使ってみた感想】

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初めて取り扱ったので取り付けの状況が広告ではわかりませんでした。本記事に吊り下げた状態の画像がありますので参考にしてください。


【使ってみた感想】

吸気用として屋根裏の一番高いところへ、また排気用としてベランダ天井に取り付けました。
中間ダクトファンではなく、このグリル部分に吸気用のモーターファンが付いているものもあります。

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