合併浄化槽ってなに? 都市部にお住まいの方にはそう思われるかもしれません。
トイレ排水の行き先を考えたことはありますか
公共下水処理場がすべてではない
皆さんはトイレで流した水がどこへ行くのか考えたことはありますか。
どこかにある下水処理場だろうというのは漠然とわかっていても、あまり真剣に考えたことは無いでしょう。
埼玉県桶川市で発生した道路陥没。この事故で我が家の生活排水もこのような道路の下に埋設された下水管を通って処理場まで流れているんだなとあらためて意識した方も少なくないと思います。
下水道が未整備の地区では自宅専用の処理場?
しかし、郊外や田園地帯などの人口密度が低いところでは、例えば1軒ごと個別にそれなりの長さの配管を敷設していたのでは非常にコストがかかってしまいます。とはいえそのまま側溝や河川に流すわけにはいきません。
そのためそれぞれ自宅の敷地に「合併浄化槽」を設置し、トイレ、ふろ、台所などの生活排水をまとめて浄化した後、側溝(排水溝)に流すのです。
いわば自宅敷地に専用の汚水処理場を設置したようなものです。

「合併浄化槽」に対してトイレ排水のみを処理する「単独浄化槽」というのもあるよ。もう新規設置はできないけど。
浄化槽内に空気を送って撹拌し、微生物の成長を促す
「合併浄化槽」では微生物が水中の汚れ(有機物)を餌にして数をどんどん増やしていきます。
浄化槽の維持管理は定期的に行わなければならず、管理を怠ると浄化ができず、結果として汚水を垂れ流してしまい、周囲へ悪臭を放つことになります。
この微生物が元気になれるような環境を整える方法の一つに、空気を送ることで浄化槽内を撹拌するものがあります。
この浄化槽内に空気を送っているのが合併浄化槽ブロワーなのです。
最近の浄化槽定期点検で、このブロワーが故障しているのがわかりました。モーターは動いているのですが、エアーがほんのわずかしか出ていないらしいのです。
ブロワーの交換は「交換」に値しないほど簡単な作業
それでどうしましょうかというので、業者にブロワーの交換を依頼したのでした。費用は本体及び取り付け費で3万4千円。
だがちょっと待てよ、自分で交換すればいいではないか。ネットで検索したら本体価格が2万円。すぐに電話をかけなおして自分でやる旨伝えました。
作業そのものはいたって簡単。ブロワーにつながっているのは浄化槽への短いゴム管と電源のプラグだけ。
合併浄化槽用ブロワーの交換作業
1. まず現在の状況を確認
合併浄化槽には3つの槽があり、ブロワーで撹拌用空気を送っています。
ブロワーそのものは浄化槽配管にゴム管でジョイントされているほか、電源線がコンセントにつながれているだけです。




2. 合併浄化槽用ブロワーを入手する
近所のホームセンターにもあるかもしれませんが、通販で購入しました。メーカーもいくつかあるようです。
購入するときは現在のブロワーに記載してある「吐出空気量」を必ず確認しましょう。これは浄化槽の大きさにより異なります。
上記広告の製品は吐出空気量が80L/min (毎分80リットル)のものです。
3. 古いブロワーを新品に交換
古いブロワーは電源をコンセントから外し、パイプをつないでいるゴムジョイントを外して撤去します。
新品はその逆の順序で設置します。




おわり







